2005年03月27日

接客とアニオタ君の狭間

またまたアパレル販売をしていたころの話。


客が来なくて売り上げが最悪な日は泣きそうになります。

そんなときに来店してくれるお客さんは神様なんです。



「す、すみま・・せ・・・ん・・・僕でも着れそうなTシャツありますか・・?」




 神様!





 神様!?


animekun.png

どんなお客さまでも・・・・神・・・


って

絶対サイズない!

汗だくでアニメ雑誌を大事そうに抱えてやってきた彼。

アニオタ君。

私が働いていた店はメンズレディース両方扱っていたのですが

すべて細身。

アニオタ君 「あ、ありますか・・・ね・・・?」

「ないです。」とは絶対言ってはいけない。

サイズが絶対ないとわかっていても接客しなければいけない。

それが百貨店の掟。

私 「サイズはどれくらいでしょうか・・・?」

アニオタ君 「一番大きいサイズなら・・・何でもいいです・・・」

私 「少々お待ちください」



店で一番大きいサイズを探しだす私。

animekun3.png


きっとここで諦めて帰ってしまうだろう・・・

その後、大きいサイズの店まで案内してあげよう。


アニオタ君 「試着してもいいですか・・・・?」


うそーん

試着するの?

しちゃうの?



アニオタ君 「いいですか・・・?」

私 「ど、どうぞ〜・・・」

そして試着室へ入って行った彼。


私 「いかがですか〜?」

きっとサイズが合わないとガックリ肩を落としながらでてくるであろう彼を思うと少し切ない気分になったが・・・・


アニオタ君 「着れました・・・・」

うそーん

着れたのー?

私 「ドアを開けてもよろしいでしょうか?」

アニオタ君 「は、はい・・・」

接客用語 最初の言葉は 「お似合いですよ」



心の準備をしてドアを

ガチャ




「お似合・・・・」






お似合ってない!(窒息間近!?)


animekun2.png


アニオタ君 「ちょっと苦しいです・・・」

私 「そ、そうですね・・・少し小さいかもしれないですね・・・」

少し小さいどころではない。


アニオタ君 「でも着れたので・・・これ買います・・・」


うそーん

うれしいけど

買ってくれるのはうれしいけども!


いいんですか?


アニオタ君 「親切に有難うございました・・・また買いに来ますね・・・」

神様!


彼は私の店の大事な顧客となりました。


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posted by 田中 at 03:22| Comment(4) | TrackBack(0) | 接客業の狭間 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月26日

接客と鼻毛の狭間

アパレル販売をしていたころのお話。

いろんな百貨店で働いてたのですが

珍客が多かったのが京都の某百貨店。

今日はその中の一人をご紹介します。

1週間に1〜2回の割合で来る客に「鼻毛」と呼ばれている人がいました。



見た目通り














papananoda.png

鼻から鼻毛が・・・・

あ、間違えた







papananoda.png

見ため通り両鼻から鼻毛がわっさわさのおっさんでした。
いつも手には外商ガード(百貨店金持ち専用ゴールドカード)を誇らしげに持っている鼻毛。





その客が来店すると「うわっ 鼻毛来た!」と連絡網がまわり、

鼻毛と目を合わさないよう、販売員達は必死で逃げまわるのです。

目が合えば接客を強要され、1時間以上も鼻毛とラブリータイムです。

最後には外商カードで服を買ってくれるのですが

次の来店で100%返品する鼻毛は百貨店中の嫌われものだったのです。


ある日

鼻毛 「よっ!毎度!」

後ろを振り返り

私 「いらっしゃいませ〜(ひょえー!は、は、鼻毛!!)」

不意をつかれ私は鼻毛に捕まってしまったのです。

1時間以上のラブリータイムスタートです。

やっほーい・・・(T-T)


10代〜20代向けの服を扱ってる私の店に60代の鼻毛。

体育教師かタクシードライバーが履いてそうなスラックス姿の鼻毛。

泣きそうな私。

同情してるようでうれしそうにこっちをみている販売員達。

素敵な光景です。




鼻毛 「なんかええのあるか〜?」

私 「これなんか・・・どうですか・・・?」

鼻毛 「なんやそれ?そんな汚いジーパン売ってるんかいな?詐欺やで!」

私 「新品なんですが、中古加工してるんですよ〜(一応笑顔)」

鼻毛 「そんなんが流行ってるんか?世も末やな〜〜」

私 「あはは・・・(ほな ちゃう店行けや!)」

鼻毛 「わしはな!汚いもんは嫌いなんや!(自信満々)最近の若者はこれやから・・・」

興奮してきた鼻毛は今の若者について熱く語りだしたからこりゃ大変。


鼻毛の顔がどんどん私に接近です。

接近するということは鼻からニョキーンの鼻毛にしか目がいきません。

鼻毛 「あんたも汚いもんは嫌いやろ?」

私 「はい 大嫌いです!」





















hanakuso.png


毛と毛が絡まり、その隙間から鼻くそがこんにちわ。

負けずに私もこんにちわ。

って

誰か助けてー!


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posted by 田中 at 01:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 接客業の狭間 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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